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遠江森町の舞楽 山名神社天王祭舞楽
-国指定重要無形民俗文化財, 蟷螂、獅子、屋台-
2015年7月、静岡県は森町で行われた山名神社の舞楽を見に行きました。
山名神社の祇園祭の際に奉納されるこの舞は、応仁の乱以前の京祇園の芸能を今に伝えています。
蟷螂の舞は珍しいらしく、祇園の芸能が京都では滅んで地方で伝承されているというのが、津和野の舞と同様に興味深い。文化は地方で残る、というのは日本の特色。保存の国日本である。
舞は全て子供達で舞われ、一局20-30分の8舞。神事には子供は必ず出演するが、ここの舞楽は体力がいりそう。
境内は出店もあり、格調や厳粛さはないが、古式の民衆の祭という感じ。
しかし、この舞は神様に奉納するのが目的なのだが、舞と本殿の真ん中に脚立を置き撮影している邪魔なカメラマンは、その芸能の意味を理解しようとせず、敬意を持っていないと思うと、ただただ残念。
隣の親子連れは、「蟷螂は害虫を食べるでしょう、だから豊作を祈る舞」「龍は水の神様だから旱魃を防ぐ」などの会話。こういうところで親から子へと文化や教えが継承される。
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